こんにちは!ライターのカオリです。私は台湾から日本に留学に来ている大学生です。
日本で見つけた、世界の人々におすすめ出来るスポットを紹介していきます!
「瀬戸内海」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?私はここに来るまで、これといって特別な印象を持っていませんでした。ただ私がしたかったのは「冬休みをいつもとは違う環境で楽しく過ごし、そのあと新学期に向けて大学に戻る」ということだけ。だから私は「瀬戸内国際芸術祭2016」と書かれたポスターを見た時すぐに、何の準備もないまま4日分のチケットとホテルを申しこんだのでした。
「離島をめぐるシリーズ」、最初は男木島の紹介です。(実際の旅行は男木島から始めたわけではないのですが・・・)
ここ男木島で私は、「美術作品を見て、それを良いと評価する」ことよりも「自分自身で美しいものを探すこと」が大事なのだと気付きました。また、このことは瀬戸内国際芸術祭のメインテーマであるとも感じました。
このような人口密度の低い地域に人々の注目を集めることで、旅行客と地域の人々が交流することが出来る。
ローカルな地域は、人が実際に訪れてくれるのを求めています。
こうしたモチベーションは「地方創生」の基本でもあるのです。
到着後、すぐに見えるのは新しいインフォメーションセンター。
よし、今日の目標は堤防に沿って島を一周して、その後は島の中央に向かうことにしよう。
このキノコたちはどこへ行くのか・・・
とりあえず、今はここにいるから良いとしよう。。
このボートは作品の一つではありませんでしたが、私の目を捕らえて離しませんでした。
ボートには一人の漁師の方がいました。
その漁師の方が何をしていたのか、今となっては分かりません。ですが船底から鳴ってくる音と共に、漁村の暮らしのあたたかさや穏やかさを感じることが出来ました。
山を登っていくと、男木島と女木島の全体像が見渡せます。そう遠くないので、おすすめです。
芸術祭のスタンプ集めの途中、優しいおばあさんと話をすることが出来ました。もしかすると、私のようにスタンプを探している旅行客は多いのかもしれません。
「このパイプは山の頂上まで繋がっているの。もし何か話しかけたら、誰かが答えてくれるかもしれないね。スタンプはこのパイプの向こう側よ」
おばあさんが教えてくれました。
この些細なパイプの仕掛けが、地域の人々と旅行客を繋げるのです。人のつながりというのは、案外とてもシンプルに作られるのかもしれません。
この灯台までの看板は、全て地元の学生による手作りでした。次は何が書いてあるのだろう??
男木島の灯台。
ちょうどインフォメーションセンターの隣に、男木小学校・男木中学校があります。
こちらは建設されたばかりで一見普通の建物に見えるのですが、それがインフォメーションセンターの雰囲気と非常にマッチしていて良い!
こういうスッキリした雰囲気の建築は、男木島の新しいスタイルになるのかもしれません。
記事の最後に、地元のグルメについて紹介したいと思います。「たこめし」です。
ただタコが入っているだけでなく、ニンジンの甘みと魚介の香りを味わうことが出来ます。しかも、これは冷めていても美味しい!
そしてそして、すべての港が見渡せる位置で食べられるため、慌てて船に乗り込む必要もありません!
この写真のもう一つのポイントは、左端に小さく見える「お茶のコップ」です。私がお店の側に座り込んでたこめしを食べていると、お店のおばあさんが慌てて持ってきてくれたのでした。
割り箸袋に書かれた
Omotenashi means Japanese Hospitality.
その言葉にぴったりの心遣いでした。
場所 | 男木島 |
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住所 | 香川県高松市男木町 |
アクセス | 高松港からフェリーで約40分(片道510円) |